留学生のランさん、上智大学入学

 「ふぇみん」の招きで来日し、日本語学校で日本語を勉強していたランさんは、今年4月上智大学総合人間科学部社会福学科に入学しました。
 ランさんは7歳の時、両親を亡くし、「ふぇみん」の支援する「希望の村」で育ちました。2007年からホーチミンのさくら日本語学校で日本語の勉強を始め、同校の「貧しい学生のための留学資金」を借り、2009年3月末来日しました。以来、授業料と生活費をまかなうため、毎日アルバイトをしながら、日本語の勉強に励みました。また、トルン演奏を通じて日本とベトナムの交流にも貢献してきました。そして、自らと同じような境遇の子どもたちや、障害のある子どもたちの福祉の仕事をしたい、ということに目標を定め、留学試験の勉強にも取り組んできました。いくつかの大学を見学した中から、一番行きたかった国際的な環境の上智大学に入学できて、本当に喜んでいます。
 でも、あの3月11日の大地震、津波、とりわけ原発事故は多くの留学生と同じく、ランさんにも大きな恐怖と不安を与えました。家族からも心配で帰国をうながす電話がきました。中国人、韓国人、そしてベトナム人留学生も次々と帰国する中、彼女も飛行機のチケットの予約をして、様子を見ていましたが、結局帰国せずに残ることに決め、この間借りた大学の学費を稼ぐためにアルバイトをしていました。
 4月4日に予定していた入学式は中止になりましたが、オリエンテーションなども少し遅れて始まりました。留学生のための説明会などがあり、さっそく奨学金を申し込みました。昨日からいよいよ授業が始まり、その中の授業の一つは「ぜーんぜんわからなーい。だから取らない」だって。今から始まる日本での学生生活に、不安と期待でいっぱいのランさんです。しっかり勉強して、友達をたくさん作って、いろいろな経験をしていってほしいです。

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