里親通信3です

<ダナン発 里親通信3>(7/18)


希望の村の里親の皆様、三回目の里親通信を送ります。

 日本はすでに相当暑い夏を迎えているということを、最近日本からきた人に聞きましたが、皆様お元気でおすごしでしょうか?
 ベトナムの夏も長く、ほんとに暑い。こちらにきてから、3か月ほとんど毎日、35度を超えます。日差しが強く、女性はバイクに乗って、みな特大のマスクのような覆面をして、長袖を着るか、肩まである長い手袋をしています。(傘は雨用でも、日傘でも、全く使わない。なにしろご存じバイク社会ですから。雨になったらそこら中で売っているかっぱを私たちも20円で買いました。)
 今回は、希望の村を今年出ることになる子どもたちの「これから」に焦点を当てて、報告します。希望の村の子どもたちが何を考え、どうやって自分の生活を切り開いていこうとしているのかが、少しわかっていただけるかなと思います。

<村の夏休み>

希望の村は、今夏休み。子どもたちは自分の家や、親戚の家に帰っている人が多いです。でも、全員一度に帰るわけではなく、小学生、中学生、高校生などと分けて交代で家に帰り、希望の村に残る生徒もいます。高校の三年生は、大学や専門学校のための試験の準備。あとの生徒も、理科、数学、英語を勉強したり、コンピュータ、聾唖の子は絵の勉強をしたりしています。職業訓練、仕事(掃除や、木への水やり)などもあります。

それに、女子は「女性のための勉強」というのがあるそうで、服を縫うことや、料理の勉強をするようです。日本でも、少し前には女子のみ必修の「家庭科」でしたが、あれですね。これをきいて、どうしても「むっ!」ときますが、ベトナムは社会主義の国といえどもまだまだ、そういう土壌です。

<夕方の風景>

夕方5時頃市場に行くと、もうすごい人でごった返し、中に入ろうとするだけで、気力と体力がいります。そこでは、売る方も買う方も、どこを見渡してもおんな一色。男は、どこにいっちまったのかな、とさがしたくなりますが、いました、いました。街の道沿いのあちこちにあるオープンカフェ式の飲み屋は、飲みながら夕涼みをしている男たちでぎっしり埋まっているのです。(日本だったらさしずめ、家で飯ができあがるのを待っている夕方のパチンコ店の風景でしょうか。)ここでも、私としては又むっときます。ベトナムの女性は、よく働きますが、男性は、すべてとはいいませんが・・・・・(てん、てん、てん、)ですね。

話は、また希望の村に戻ります。

<卒業生と話しました>

6月の18日、希望の村を訪問したときのこと。この日子どもたちは田舎へ帰ったひとが多く、かなり閑散としていましたが、9月に村を出る卒業生は試験のために村に残っている人が多く、14人に集まってもらい、話を聞きました。(今年の高校卒業生は17人、それに聾唖クラスの2人で全部で19人の卒園です。聾唖クラスにはまだ高校はありません。高校卒業試験の不合格だった2人と、聾唖の生徒は家に帰っていてこのとき、希望の村にはいませんでした。)

 日本にきた、ビンちゃんも今年、村を出ます。率先してみんなを呼んできてくれました。ビンちゃんは日本語の大学を希望している生徒で、この日も、「合格したらいいんだけれど、、、」と少し心配そうな様子でした。
 「受験の準備はどうですか」「どんな学校の、どんな学科を受けますか」「将来何になりたいですか」というようなことを聞きましたが、みな考えながら一生懸命答えてくれました。
 勉強時間はまちまちですが、一日1,2時間の子もいれば、14時間と書いている子もいました。
日本語を目指している人も2人、英語や、旅行関係の専門学校、教師にになりたいという人も多い。中には、弁護士になりたいとかいてある子もいました(卒業テストも最優秀です)。進学して、「大学や、専門学校に入ってから何をやりたいか」という質問には、みな「専門の勉強!」とだけ答え、何でそんなこと聞くのという顔?それ以外のイメージは全くないようで、日本の学生との違いも感じました。進路希望は、紙にも書いてもらいましたので、少しまとめて、添付しました。ご覧下さい。

<現在の進路状況>

ベトナムでは、7月の10日前後に大学入試があります。(結果は8月初め)。その後、大学が不合格でも進学したい子は、専門学校を受けていきますが、それが全員決まるのは10月の末になります。もし、自分の希望が達成できない場合は、来年又受けたいと書いている人が多いのですが、「コト」という、ハノイにある職業トレーニングセンターに行くことになっている子も8人います(うち2人は、すでにコトに決定)。皆様にご心配いただいている、高校卒業不合格の子どもたちは、職業訓練校や就職の方向で希望の村では、子どもたちを支援しているとのことです。

 現在は、この希望の村を支援しているもう一つのNGOのEMWFが大学や専門学校の奨学金を出していますが、子どもたちの要望に十分応えきれていないところもあり、ふぇみんにも、自立のための援助を一緒にしてほしいといわれています。今、自立支援の方向と効果的な方法を、EMWFと協力して、さぐろうとしているところです。

 希望の村は、施設の修理等はダナン市がだしますが、子どもたちの生活・教育はふぇみんと、EMWFの支援金がそのすべてをカバーしているとのことです。皆さんの支援で少しずつ子どもたちの生活も落ち着いて、豊かになってきたかに見えますが、ベトナムはインフレで物価がとても上がっていて、希望の村の台所事情は、思った以上に大変なようです。

さて今回の報告は、子どもたちの、卒園と進路についてが主な報告でした。この里子たちの里親の皆さんには長い間のご支援本当にありがとうございました。こどもたちも、とても感謝しています。進路が決まり、落ち着き次第、徐々にお別れの手紙を書くということです。


<親を亡くした漁民の子どもたちが入所しました>

  6月の台風でダナン近辺の親を亡くしたたくさんの漁民の子供が希望の村に来るということは前回の里親通信で報告しましたが、きのうまでに、34人の子どもたちが希望の村に入所しました。(親を亡くした子はこの近くで300人ほどいるようです)卒園の子の里親の皆さんには、ぜひ、引き続き里親になっていただき、この子たちへの援助をぜひともお願いしたいところです。(7月14日、希望の村の所長、副所長、ここを統括する人口・家族・子供委員会の委員長と会っ他時も、この話が中心でした。)


先週、14日、子どもたちに手紙を届けようと希望の村を訪れましたが、今こどもたちはほとんど、自分の田舎に帰っていました。みなが本格的に村に戻るのは8月12日以降のようです。皆さんから、いただいている手紙や、写真は、ファミリー訪問のたびに直接届けていますが、「直接届けたい」という気持ちから、いない場合にはまだ届けていないものもあります。6月に夏休みに入ってしまい、子供がいません。遅くなってしまい、すみません。8月にもう一度持っていきます。)

では、私竹内は、7月31日からはじまるアジア展のためとベトナムプロジェクトの皆さんとの打ち合わせなどもあり、7月22日、日本に一時帰国します。ベトナムからも雑貨を買っていきます。アジア展でお目にかかれれば、うれしいです。

竹内みどり、橋本良子

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