引き続き、里親通信2です

希望の村 ダナン発里親通信2(6/14)



1.<6月は希望の村の一年のおわり>



 6月5日は、希望の村の1年がおわる終了式でした。ダナンのふぇみん宛に、招待状が届き、里親の皆さんを代表して、出席しました。橋本良子さんは、淡い若草色がよく映えるアオザイ姿。キュートでベトナム娘と見まがうほどよく似合い、1年滞在のキャリアを感じました。私はといえば、まだ服装も整わず、変わらぬふぇみんルック?自然派黒づくしのいでたちでした。



 集会所に子どもたち全員が集まり、まず始まったのが、民族舞踊と歌。少しテレ気味の男子4人がまざっているのがなんともかわいく、ゆっくりしたリズムと素朴な舞に、気持ちが和みます。

続いて所長が、長い話をしている。通訳・パートナーのタオさんが横で日本語に要約してくれます。主に1年間にみんなが、生活や勉強でどれだけがんばったかという話をしていたようです。



 その中で、今の日本ではあまり考えられませんが、成績発表もあり、学業や生活などのがんばり具合が報告されていました。成績優秀者は名前も発表され、プレゼントまで用意されている。この中には、聾唖の子どもも多く入っていて、評価は必ずしもいわゆる「成績」というものだけではないようですが、こんな風に発表されること自体にちょっと驚きました。タオさんによると、一般的にどこの学校でも行われている風景のようで、ベトナムの子どもたちも、今はある種の競争社会にいるのかもしれません。(ベトナムは今、大人も格差社会になってきていて、貧富の差の激しくなっていることは、最近びっくりすることの一つです。)



 それから、いきなり「タケウチミドリ」とマイクが言っている。やっぱり来た、来た。何か、スピーチをと言われるかもしれない、 準備をしなければ、と思いつつ、今日はベトナム語を練習してくるのを忘れてました。そこで、その場の思いつきで、日本語に、知っているわずかなベトナム語をまぜて、なんとかしのぎました。ベトナム語を少しでも使えば、その場の雰囲気がぱっと違うから、できもしないのに、ついつい使いたがる今日この頃です。



 今年の高校卒業生は17人、聾唖クラスが2人、19人が8月末に村を出ることになります。大学や専門学校などの試験はこれから行われますので、進路のことはまだあまり決まっていないようです。(決まりましたら、徐々にお知らせします)

ただ、この中に、昨年ふぇみんの招待で来日したビンちゃん(中原さんの里子です)もいましたので、ビンちゃんに後で、個人的にききました。日本語の勉強をしているということもあって来日のメンバーになっていましたので、今後のことがききたかった。ビンちゃんはすぐに、「大学で日本語の勉強をしたい」とにっこりいい、大学の日本語学科を受験をするというので、こちらも、思わずにっこり。日本語を勉強したいという子はやはりまだまだ少ないですし、気持ちの変化もありえますから、これは、とてもうれしいことで、試験がパスするように心から応援したいと思いました。



それから、この日わかったことですが、2週間前にここに大きな台風がきて、沖合にいたたくさんの漁民が亡くなり、テレビで毎日報道されていましたが、もうすぐ、その台風で親を失った子どもたち20人がここにやって来るということです。上記のビンちゃんのおじさんも亡くなったということを聞き、驚きました。家にも近所の人が募金で回ってきましたが、希望の村にもこんな影響があるとは思いもよりませんでした。これから村はなにかと忙しくなりそうです。







2.<希望の村は新体制です>



希望の村は、スタッフが新体制です。3月20日付けでファン・タン・ビンさんが副所長に、5月3日付けでグェン・ティ・キム・ホンさんが所長になりました。ここの人事はすべて、希望の村を管理している人口・家族・子ども・委員会がおこなっていて、これは、ここの人事異動ということになります。新所長はこの委員会の、副委員長で、兼務。希望の村での日常的な実質的な長はビン副所長となります。今までの所長のフンさんもこの委員会のどこかに異動したということです。所長のホンさんは、やさしい感じの落ち着きのある女性で、話をじっくりと聞く姿勢にとても好感が持てます。また、副所長のビンさんは、男性、人が良さそうで、子ども好き。この人事はとてもいい、と思えました。



ふぇみんとともに、この希望の村を支えてきたEMWF(ここを創設した団体)が、1年前からリンさんというベトナム人を希望の村担当のスタッフとし(長い間、ボートピープルとしてフィリピンにいた人)、この人の働きもあって、今希望の村はずいぶんいい状態になってきています。私たちの支援も、現地に日常的にスタッフを持つEMWFとの協力関係で、一層有効になっていくと考えられますので、自立支援も今後、EMWFとの関係が大切になりそうです。



3.<ファミリー訪問>



私たちは二週間一度、ファミリー(11の部屋に分かれている)を訪問することになりました。(週に一度日本語を教えにも行きます。)



一回目のOさん、Tさん、Aさんの里子のいる部屋です。



一番上のユン君〔宮崎さんの里子〕は背も高く、ちょっとカッコつけで、おもしろい子です。ここのリーダで、小さい子の面倒もよく見ていました。一番下のネン君(阿部さんの里子)は、誰もが一度見たら忘れられない超魅力の笑顔で、かわいいったらありません。ビン君は(緒方さんの里子)今、一番のいたずら盛りといった感じで、サッカーで右手骨折、この暑いのにギブスをしていました。



 私たちが入っていくと、今昼寝から起きあがったばかりと言う様子でしたが、皆テーブルによってきて、スーパーで買ったお菓子を食べながら、名前を紹介し会ったり、学校の様子をきいたり、、、、、。ここは聾唖の子が多く(11人中6人)、数日前に、パン屋で希望の村の卒業生に習ってきた手話が、何よりの効果を発揮しました。「こんにちは」「名前は?」「歳は?」という程度の話でも、子どもたちの顔が、ぱーっと明るくなるのです。それから、手作りの日本の福笑いをやったのですが、おちょぼ口のその顔が彼らは相当気に入ったらしく、交代でいつまでも楽しんでいたのが、印象的でした。里親のお母さんたちからもらった手紙、写真などを大変喜んでいました。

二回目の訪問は5月28日、サンカー1という女子の部屋でした。Nさん、Mさん、Nさん、Oさん、Yさん、Oさん、Yさん、Sさん、Oさん、Kさん、Oさん、竹内の里子たちがいます。



ここは、子どもたちが皆なつっこく、すっごく明るい。福笑いでは、副所長もやりたいと、子どもたちと目隠しを取り合いっこして盛り上がっていました。また、二つのチームに別れ、バスケットにボールを入れるゲームも、勝った方が飴2個、負けた方が飴1個というと、きゃーきゃー大騒ぎでした。「里親に何か書いて」というと、皆さっと、手紙を書いたり、絵を描いたり、また鶴を折って、その手紙に貼り付けたり、一生懸命でした。そんな中で、私の里子は聾唖の子なのですが、いつも私にぴったり寄り添い、そうでないと時々部屋の中で一人になったりするのを感じ、ちょっと気がかり。ここでは、各部屋に複数の聾唖の子がいて、手話をみんなが使い、どの子も当たり前の日常が営まれるように配慮されていると思いますが、それでも個々には日々どんな葛藤があるのだろうか、気になったところです。(女子は聾唖の子は各部屋3人位で男子に比べ少ないです。)



ともあれ、手話は、ふぇみんの今後のツアーにもとても必要と思われますので、(聾唖の子でなくても、手話で話せることになりますし)、今、CDまたはビデオを作成中です。>



4.<家から追われ、、、>



 それから、最後にこちらでの生活のことを少し書きます。「ダナン発、里親通信1」で、ここで、蛇口も流しもない家を借りた話をしたと思います。その後日談をぜひ聞いてください。



 5月2日、借りた家への入居の日、大家さんがこの家を空にしてくれたのはいいのですが、なんと台所のコンロと

ガスタンクまで持っていってしまい、台所は水のみならず火もなくなっていたのです。これって台所ですかね???しばしボー然、、、でしたが、ともかく、ないものはないんだから、文句をいってもはじまらない。コンロはいずれ買うとして、私たちは台所の隣の、古びたタイルの水場を徹底的に掃除することからはじめました。そうじ、そうじ、そうじの毎日。すると、なんとこの家が日を追うごとに、だんだんいとしくなってきて、家に帰るのも楽しみになって来たではありませんか。この気持ちの変化は不思議なほどです。これを世に「適応」というのでしょうか?

 

 そうこうしているうちに、二週間。今度はいきなり、大家さんから外国人に家を貸す許可が公安(警察)からまだ下りないから、この先2週間ほどの間、出ていって欲しいといわれたのです。なにぃ~。まあ、私たちはしかたなく、布団と衣類をもって、トラックで言われた別の場所に引っ越して、部屋に落ち着いて2時間、「ここも許可が出ませーん」、と言われ、またまた、ふとんと衣類をもって追い出され、ついに「難民生活」?に突入。万事休す、どうしようもなくなって、その場で電話で知り合い(ふぇみんのツアーのときにはいつもお世話になっている人)に頼み込んで、警察には内緒でその家に転がりこみました。そこの家は大きいのですが、日がささずに薄暗く、今は、先住者のネズミ、ヤモリ、クモ多数たちともようやっと、仲良くなり始めたところです。(つい最近、家に帰る許可がでました!)



まあそんなこんなで、毎日、新しい体験に目をシロクロさせながら、次々おそう事態にあたふたと波乗りして、それを楽しみつつおぼれないようにがんばっているところです。



では、最後にファミリー訪問の写真などを添付しますので、希望の村の子どもたちの雰囲気を感じてください。

ファミリーを訪問したときに、絵や手紙などをかいてもらっていますが、田舎に帰っていたり、その場にいなかったり、かくのがにがてだったりと、色々ですのでご了解いただけるとありがたいです。



それから、もうすぐ里親総会もあります。わたしがこちらで何かできそうなことがあったら、言ってください

☆今、希望の村のふぇみん担当のフンさんが、高校の卒業試験の結果を知らせにきてくれました。17人中15人が、合格です。残念ながら、2人が不合格。この子たちの進路については、村を出ることになるのか、このまま村にいて来年に備えるのか、希望の村でも相談中ということです。希望の村は、今、夏休みに入り、ほとんどの子が田舎に帰っているのですが、大学を受ける生徒は希望の村に残って、入学試験に備えています。この次の日曜日の訪問は、ファミリーではなく今年の卒業生に、今後のことなど、話を聞く予定です。



以上



竹内みどり・橋本良子


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